バングラデシュ人民共和国
People’s Republic of Bangladesh
バングラデシュってどんな国?
| 位置 | 南アジア(インドとミャンマーに囲まれ、ベンガル湾に面する) |
|---|---|
| 人口 | 約1億7,000万人(2025年現在) |
| 首都 | ダッカ(Dhaka) |
| 言語 | ベンガル語(バングラ語) |
| 政治体制 | 議会制民主主義共和国 |
| 経済 | 縫製業・農業・海外出稼ぎ労働者の送金が主要産業 |
| 特徴 | 親日的で、日本への技能実習・特定技能での渡航者が多い |
バングラデシュの国民性
- 素直で勤勉、礼儀正しく協調性がある
- 困っている人を助け合う文化がある(イスラム教の影響)
- 家族・地域とのつながりをとても大切にする
- 穏やかだが、自分の信仰や価値観に対して強い誇りを持っている
- ルールには従うが、細かい部分では柔軟に対応する傾向もある
バングラデシュの宗教
- 約90%がイスラム教徒(スンニ派が主)
- その他:ヒンドゥー教(約8%)、キリスト教、仏教など
- 1日5回の礼拝(サラート)を行う敬虔な人も多い
- 断食(ラマダン)やハラール食品など、信仰に基づいた生活習慣あり
配慮すべきこと
| 食事 | 豚肉・アルコールは禁止。ハラール食品を好む(調味料・肉類に注意) |
|---|---|
| 宗教 | 礼拝の時間確保やラマダン期間中の配慮が必要(断食や体調管理への理解) |
| 男女関係 | 男女の接触・会話に慎重な人もいる(特に異性間の握手や雑談は控えめに) |
| 名前の呼び方 | フルネームまたは「○○さん」で呼ぶのが無難。宗教名を含む場合もあり敬意を持つこと |
| 指導法 | 感情的な叱責を避け、丁寧に説明しながら教えると信頼を得やすい |
知っておくとよいこと
- ラマダン(断食月)とイード(断食明けの祝祭)をとても大切にする
- 「金曜日は休日・礼拝日(週の中心)」として過ごす人も多い
- イスラム教や国旗・母国文化への批判はNG
- 家族への仕送りが一般的で、働くモチベーションにつながっている
- 英語を話せる人も多いが、日本語は学習途中の場合が多い
まとめ:受け入れのポイント
- 宗教(イスラム教)への理解と配慮が最も重要
- 真面目で誠実な性格を尊重し、丁寧な対応・指導を行うことが信頼につながる
- 言葉・文化の違いを前提に、支援体制(翻訳・やさしい日本語)を整える
- 男女の接し方や食文化など、細やかな文化的配慮がカギ