ネパール連邦民主共和国
Federal Democratic Republic of Nepal
ネパールってどんな国?
| 位置 | 南アジア(中国とインドに挟まれた内陸国) |
|---|---|
| 人口 | 約3,100万人(2025年現在) |
| 首都 | カトマンズ |
| 言語 | ネパール語(デーヴァナーガリー文字) |
| 経済 | 農業が基盤。出稼ぎ労働者からの送金が経済を支えている |
| 特徴 | ヒマラヤ山脈と仏教・ヒンドゥー文化が融合した国 |
ネパールの国民性
- 穏やかで温厚、人懐っこい性格
- 礼儀正しく協調性があり、忍耐強い
- 困っている人に手を差し伸べる文化がある
- 家族や地域社会とのつながりをとても大切にする
- まじめで一生懸命働く人が多い
ネパールの宗教
- ヒンドゥー教徒:約80%
- 仏教徒:約10%(特に北部)
- その他:キリスト教、イスラム教など少数派も存在
- 宗教が生活や習慣に深く根ざしており、牛は神聖な動物とされている
- 宗教による食事制限・服装・行動規範がある場合も
配慮すべきこと
| 宗教・食事 | 牛肉を避ける人が多い。ヒンドゥー教徒には肉・酒を避ける人もいる |
|---|---|
| 挨拶 | 手を合わせて「ナマステ」が基本。頭をなでるのはNG(特に子ども) |
| 言語 | 日本語は学習中の人も多いが、やさしい日本語や図解が効果的 |
| 名前 | フルネームまたは「○○さん」で呼ぶ。姓や民族により文化的背景が異なることも |
| 指導方法 | 人前で注意されるのを嫌う傾向あり。個別に丁寧に伝えるのが効果的 |
知っておくとよいこと
- 出稼ぎ文化が根強く、仕送りしている人が多い:家族を支える意識が強い
- ダサイン(ヒンドゥー教の大祭/10月頃)を重視:帰省や長期休暇を希望することも
- 宗教や民族の多様性があるため、一人ひとりで価値観が異なることもある
- 英語が得意な人も多い:母語以外でのサポート手段として活用できる
- 男女間の接触や話し方に慎重な人もいる:文化・信仰への配慮を忘れずに
まとめ:受け入れのポイント
- 宗教(特にヒンドゥー教)に配慮した接し方が重要
- 温和で勤勉な国民性を理解し、尊重することが信頼構築につながる
- 言語・文化の違いには、丁寧な説明とサポートを用意することが大切
- 多様な背景(宗教・民族)を前提に個別対応を心がける