ベトナム社会主義共和国
ベトナムってどんな国?
| 位置 | 東南アジア、中国の南に隣接 |
|---|---|
| 人口 | 約1億人(2025年現在) |
| 首都 | ハノイ/経済中心地:ホーチミン |
| 言語 | ベトナム語(アルファベット表記) |
| 経済 | 製造業・農業・IT分野が成長中。日本との経済連携も強い |
| 特徴 | 中国・フランス・アメリカとの関係を経て独立。社会主義体制+市場経済(ドイモイ政策) |
ベトナムの国民性
- 勤勉・努力家:学習意欲や向上心が高い
- 家族思い:家族・親族とのつながりが非常に強い(仕送り文化あり)
- 礼儀正しく、人を立てる:年上・目上を敬う文化
- 協調性があるが主張もできる:柔らかく自己主張する傾向あり
- 人懐っこく、親しみやすい:笑顔が多く、明るい性格
ベトナムの宗教
- 主流は仏教(大乗仏教):全国的に広まっている
- カトリックも一部に多い(約7~8%)
- 儒教・道教・祖先崇拝の影響:ご先祖を敬う心が強い
- ※宗教心の強さには地域差・個人差あり(都市部では無宗教も)
配慮すべきこと
| 呼び方 | 名前の順番が「姓→ミドルネーム→名」。下の名前で呼ぶのが一般的 |
|---|---|
| 年齢・上下関係 | 年長者・上司を敬う文化。タメ口は避ける |
| 言語 | 日本語が得意でない人も多い。やさしい日本語・翻訳ツールが有効 |
| 食事 | 豚・鶏はOKだが、牛肉を避ける人も。食文化に柔軟に対応を |
| 習慣 | 子どもの頭を触るのはNG、足を向ける・組むのも失礼に当たることがある |
知っておくとよいこと
- **旧正月(テト)**を最も大切にする → 休暇・帰省の配慮が必要
- 時間感覚はやや柔軟:日本の時間厳守と違う場合も
- 若者はSNSやスマホに慣れている:Zalo・Facebook利用者が多い
- 日本に対して好意的:日本語学習者も多く、親日的な傾向
- ベトナム料理は香草や魚醤を使う:食事提供時の好みに注意
まとめ:受け入れのポイント
- 文化的背景を理解し、敬意を持つことが信頼の第一歩
- 言語や習慣の違いに柔軟に対応
- 家族・宗教・行事に対する配慮を忘れずに
- 笑顔と丁寧な態度が円滑なコミュニケーションの鍵