各国の人材・文化情報

タイってどんな国？

位置	東南アジア（インドシナ半島の中心部）
人口	約7,000万人（2025年現在）
首都	バンコク
言語	タイ語（独自の文字を使用）
政治体制	立憲君主制（国王は象徴的存在として非常に敬愛されている）
経済	観光業・農業・製造業が中心。日本企業との結びつきも強い

タイの国民性

• 温和で穏やか、争いを避ける（“微笑みの国”と呼ばれる）
• 協調性が高く、集団行動が得意
• 面子（プライド）を大事にする：人前で叱ると関係が悪化することも
• 上下関係を重視する：年長者や上司への敬意は重要
• 感情をあまり表に出さないが、内面では強い意志を持っている人も多い

タイの宗教

• 国民の約95％が仏教徒（上座部仏教）
• 仏教の教えが日常生活・価値観に強く根づいている
• 僧侶、寺、仏像に対して非常に高い敬意がある
• 一部にイスラム教徒（主に南部）やキリスト教徒も存在

配慮すべきこと

宗教	僧侶や仏像への敬意は必須。僧侶に女性が触れるのはNG
食事	多くの人が肉や魚を食べるが、僧侶や信仰心の強い人は菜食中心のこともある
挨拶	合掌してお辞儀をする「ワイ」が一般的（無理に真似しなくてOK）
言語	日本語は学習中の人が多い。やさしい日本語や図での説明が効果的
対応	怒鳴ったり、感情的な対応は避ける。冷静・丁寧な対応が重要

知っておくとよいこと

• 国王・王室を非常に敬愛しており、批判は絶対NG（法律違反）
• ソンクラン（水かけ祭り／4月頃）や仏教行事を大切にしている
• 暑さや湿度に強いが、日本の冬は寒すぎると感じる人も多い
• 他人に迷惑をかけないことを大切にしている
• 「マイペンライ（気にしない）」の精神でストレスを避ける傾向

まとめ：受け入れのポイント

• 穏やかで協調性ある性格に合わせ、丁寧で尊重ある接し方が大切
• 宗教や王室への敬意を示すことが信頼関係につながる
• 感情的でない、落ち着いたコミュニケーションを心がける
• 文化の違いを理解し、互いに学び合う姿勢が大切